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このブログについて

SWエンジニアとしてサラリーマン人生20年余。

40代半ばを過ぎると定年後の生活がふと(よい意味でも、悪い意味でも)気になり始め、定年後に枯れた日々を過ごさないよう、いまからいろいろ準備していこうと一念発起。そんな過程や心境をまとめたブログ。あと、技術紹介とかも。

会社から離れても「手に職」みたいなのをイメージして、まずは副業探しから始めてみる。テーマは、地方創生中小企業支援。なんで?みたいな背景はまた追々と。技術分野は、DXメタバースNFTに目付けしてますが、やってる途中で方向転換するかも。DXとメタバースは今後、絡み合っていく分野だと思われ、今後の伸び代を期待して。

とにかく全くの見切り発車が否めないけど、途中停車しないことが当面の目標です。

【2022年6月】自民党のメタバース/NTF関連の活動

別に党員でも、熱烈な支持者でもないですが、政府や自民党が意外にも(失礼?) DX、メタバース、NFTに積極的に取り組んでいるようなのでご紹介。

まず医療DX。「オンライン資格確認」の2023年導入とありますが、どういうものかというと、

オンライン資格確認とは、医療機関等の窓口でマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号等により、オンラインにて資格情報を確認する仕組みです。そのためのシステム構築と運用に向けた準備を進めています。

https://www.ssk.or.jp/jigyonaiyo/iryojyohoka/index.html#:~:text=%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%B3%87%E6%A0%BC%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%A8%E3%81%AF,%E6%BA%96%E5%82%99%E3%82%92%E9%80%B2%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

いま、マイナンバーカードの発行や保険証登録でポイントがもらえるキャンペーンをやってますが、こうした動きの前座なんですね。

特にDX関係をざっくりまとめると

  • カルテや処方箋の情報を電子化してプラットフォームで一元管理
  • 一元管理で集約されたデータをAIなどで分析し、診療報酬などの最適化に繋げる
  • それらの実現のためのデータ利活のための法整備

といったところでしょうか。選択制ながら保険証の原則廃止も大きいですね。

続いてNFT。「習うより慣れろ」ということで、参加証明などをNFTを使って実践しているとのこと。NFTの発行プラットフォームはHAZAMA BASEだそうです。

政党とか政府って、旧世代で動きが重いというイメージがずっとありましたが、全然スピード感があるし、ちゃんと動くものでトライしているところが良いですね。しつこいですが、意外でした。

Society5.0ってなに?

DXとかメタバース関連の記事を見てると、たまに出てくる「Society5.0」というキーワード。

後学のため、サクッと調べてまとめてみます。

内閣府のページに定義のような記載があるのでそのまま引用。日本が国として提唱する未来社会のコンセプト、ということです。2016-2020年ぐらいに提唱されたようで、このまとめも今更な感じは否めないが、めげずに続けます。

Society 5.0とは

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)

https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/

ちなみに、5.0の前は、

  • Society 1.0 狩猟
  • Society 2.0 農耕
  • Society 3.0 工業
  • Society 4.0 情報

それに続く、第5段ということです。

Society 4.0 との違いについても、同ページに記載があり、

  • 分断されたクラウド間を高度に融合
  • 人がクラウドにアクセスするのではなく自動的に
  • AI活用

という感じでしょうか。「高度に」とか「新たな…」とか、コンセプトなので抽象的になってますが、なんとなく違いは理解できます。

経済発展と社会的課題って何なの、ってのも説明がありますが、これもざっくりしてますね。経済発展って、もうちょっとポジティブなイメージを持てるものを期待してましたが、課題っぽいのが並んでます…. この辺り、日本として、どう発展していくのか、どの分野を伸ばしていくかというそっちのコンセプトがあまり明確じゃないんだと理解しました。

分野ごとの事例があって、分かりやすかったです。
(このあたりのコンセプトのまとめ方は、現職業務でももっと見習うべきと痛感)

高度なサイバー空間って、メタバース的なものをイメージしてましたが、クラウド側でのデータ融合とAI活用に終始してます。事例でもメタバースという単語やそれっぽいものはないです(遠隔医療ぐらい)。2016年の草案ということだと、まだそういったブームは取り込んでいないのかも知れません。個人的には仮想空間・メタバースもSocity 5.0のコンセプトの範疇で、こうした課題を解決する非常に有用な実現手段のひとつだと捉えています。

この後、Society 5.0を実現するスマートシティ構想の推進、という話につながりますが、このテーマではここまで。

静岡・川根本町のメタバースに入ってみた

静岡ネタが続きますが…

【地方創生×メタバース】静岡県・川根本町のサテライト販売所『田舎の直送便』がメタバースに出現!6月1日より始動

これは気になる、と早速入ってみました。

ここから、「会場入口」ボタンをクリックするとすぐにアクセスできます。ブラウザ上で動くので、専用アプリのインストールも不要。私はmacOS上のChromeで問題なく入れました (一応、新規アカウント登録しましたが、登録なしでも入れるみたいです)。

まずロビーのような場所に入れ、まっすぐ進むとこんな感じのエントランスに。

アバターはごくシンプルなものです。選択とかはできませんでした。

操作は、いわゆるゲーム配列ですね。

タオルを回す」アクションって一般的なん?投げ銭的なアクションなのか。

ウロウロしてもお目当ての場所が探せず。「フロア移動」のメニューがあって、そこからワープできる。

入れた!こんな感じ。

しかし、誰もいないですね…
これはメタバースなのか?ただの3Dパースなのか?

今、お昼の14:00ごろですが、他の来訪者は見かけませんでした、残念。ネット界隈のホットタイムは夕方〜深夜なので(多分)、その頃に来れば、もう少し賑やかなことを期待して。

気になったのが、メタバースならではの見せ方とか醍醐味が少ないこと、でしょうか。地元のお茶とかを紹介してくれていますが、パネル上の写真をクリックすると2D写真と購入フォームが出てくるだけです。

これだけだと、やっぱり寂しい… この辺りがメタバースがブームで終わるのか、2DなWeb表現を超える次世代のWebフロントに進化を遂げるのかの最初の分水嶺ではないでしょうか。

建築パースとか3D表現することで、価値を伝えやすいものって相性良いんですよね。パッケージ食品とかは、見せ方にもう一段も二段もメタバースなりの工夫が必要と感じました。

ボイスチャットとかもしてみたかったですが、誰もいなかったので、紹介はこの辺で。そういや説明員的なアバターもいなかったな….

サテライトオフィス@静岡

在宅ワークが主となって久しいですが、子供部屋前提の部屋に4Kモニタを置いてカタカタしてるわけで、手狭感が否めない… あと、ふっとしたときに、外を眺めようにも、窓の向こうは賃貸マンションの壁が真正面にあって、なんだか開放感のある場所でやりたい、と思うようになりました。

なんでも形から入りたがるので、近くでレンタルオフィスでもないかと探してたら、静岡限定の良い紹介サイトを発見。

サテライトオフィスしずおか

予想以上に、いろんなオフィスが出てきて、見てるだけで時間が過ぎてしまう。これはキケンだ…

月極で個室で借りれるところがないかと探してみたものの、そういうのはほどんどなくて、フリースペースか、固定席だけど半個室みたいなところが主流。今回のメインポイントの「開放感」という点では、やっぱりニーズが街中に集中しているからか、スペース狭めなところが多い印象です。

一方でこんなニュース。

マネージャーの立場からすると、こうした方針はそれなりに理解できる。やっぱり顔を見て直接会話しないと、仕事してる気にならないんよね。最近、コロナが落ち着いてきて、出社している人が増えているようだけど、皆なんだかんだで人恋しくなってるじゃないかな。

【2022年5月】メタバースへの参入企業まとめ

何かと話題のメタバース。

そんな関連ニュースの中で、企業のメタバース分野への参入、もしくはその検討を始めたよって記事をまとめます。(有料記事のリンク多めですが、誘導とかじゃないのでご容赦を)

ANA

ANA、旅先は「メタバース京都」 現実の観光へ誘う

コロナの影響をモロに喰らった航空業界。
ANAはDXもちゃんと進めているようで、危機管理がしっかりしている印象。あくまでイメージですが。

メタバース上の体験が実際の旅行のそれを勝ることはないので、メタバース上で下見して、やっぱり実際に行ってみたいよね、という現実への喚起を狙っているとのこと。

ちなみに、いかに高解像度のVRが出てきたとして、やっぱり現地の空気感とか生のコミュニケーションには勝てないのはその通りなんですが、現実には出来ないこと(空を飛んだり、瞬間で移動したり)がメタバースでは簡単にできたりするので、観光業においても一定のパイが狙えそう。今のメタバースは、The Sandboxだとボクセルアートだったりと、4K高解像度レベルで世界中どこでも、みたいなバーチャル旅行はもうちょっと時間がかかると思います。

野村HD

野村が「メタバース」参入検討で人材採用急ぐ、デジタル証券との親和性高い

メタバース上でのブロックチェーンを用いた資産やアイテムのやり取りを念頭においている。取引所に銀行口座から入金して、仮想通貨購入して、ウォレットに送金して、メタバースプラットフォームとウォレットを紐付けて…と何かと手間が多いので、この辺りを信頼性の高い企業が何とかブレイクスルーを起こしてほしい。

大和ハウス

大和ハウスが業界初の「メタバース住宅展示場」、〝一生の買い物〟住宅購入もネットの時代へ

建築、建設業とメタバースの相性良いですね。これは地方の中小企業向けにも狙えるところだとツバつけてます。3D空間上で説明とかしてくれるそうなので、狭義にはメタバースと言えるのかな。リアルな住宅展示場っていろんなハウスメーカーの家が一堂に集まっていて比較できるのが醍醐味なので、そういう体験がメタバースでもできると嬉しい。

なお、ここから大和ハウスの3Dモデルにアクセスできる (説明員さんはいないっぽい)。

三井住友海上

三井住友海上、仮想空間であるメタバースが浸透した未来を見据えた「メタバースプロジェクト」を始動

保険の参入検討は目からウロコ。
現実世界では考えられないリスクもありそうなので、要ウォッチ。

WordPress トラブルシューティング

このブログはConoHa WING上のWordpressで稼働しています。ただ、ConoHa WING固有の挙動も相まって、カスタマイズ中にいくつかトラブルに遭遇したので、備忘的にまとめておきます。今後、随時更新予定です。

CSS修正後、すぐに反映されない

拡張CSSへの追記や、スタイルシートの編集後にブラウザ上で出来栄えを確認してもうまく反映されない。記法のミスや記述元が違うのかとか、色々見てみたけど、そもそも変更後の内容がブラウザまで届いていない

私の場合、原因はCSSのキャッシュだった。

Chromeのデバッグモードでキャッシュを無効化できることを知った。以下のようにNetworkタブをクリックすると、Disable chaceなるチェックボックスがあるので、これを入れておく。

これで、随分反映されやすくなった(?)が、まだどこかのキャッシュを見てるのか、リロードしても反映されないことがある。ConoHa上でもキャッシュしているのか。

こちらのブログを参考に、ConoHa WINGのサイト管理のコンテントキャッシュ設定を探すも見つからず (2022/06/03時点)。場所変わった?

代わりに、Wordpressの設定に自動キャッシュクリアプラグインなるものを発見。

インストールボタンをポチッとしても、画面左下にメッセージが表示されてから特に変化なし。むむむ。

WordPress管理者側の設定を覗くと、キャッシュの設定を見つけた (元からあったかも…)。

上記のように設定して、しばらく様子を見てみる。

拡張CSSの保存時にエラー

フォームにCSS追記したりするとたまに以下のようなメッセージが出て、保存(公開)されない。常にではなく、CSS内にコメント行 (ex. /* xxx */) を入れたり、構文エラーだと発生する。

これはConoHa WINGのWAF設定をOFFにすると回避できた。下の図の設定 (キャプ図ではONになっている)。

ガッツリと追記する時とかは、もうOFFにしておいて、編集が終わったらONに戻す運用とする。セキュリティのためなのでやむなしだけど、ちょっと面倒。

スマホ閲覧時のメニューがいまいち

適用したスタイルはResponsiveだったものの、ミニ画面でのメニューのデザインがいまいち。こちらの記事を見て、「WP Responsive Menu」プラグインを入れてみる。

画面の上部 (Header領域の上) に帯が表示され、Menuアイコンが表示されるようになった。逆に、スタイルテンプレート上で表示しているMenuはミニ画面の時に非表示にしておく。

参考サイト

【書籍】40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい

サブタイトル「年収アップと自由が手に入る働き方

会社だけに依存することの危機感は30代からずっと持っていて、何かやらんとと思いながら打ち手に欠いたまま、ちょっとしたアプリ作ったり、情報まとめたりと悶々としている時に出会った書籍。

ダイアモンドOnlineの記事でやたらと見かけたのがきっかけ。

10年近く薄く長く考えてきたことを、復唱してもらっているような内容で、今の気持ちややろうとしている方向性は間違ってないことを確認できました。

1点、気づきがあったのがビジネスネーム

これ、個人事業主の屋号として登録したりと、法的にも認められている部分があるところは新たな発見でした。本名で勝負せな、と腕まくりしてましたが、軌道に乗るまでは伏しておくのも手かと思います。

【お寺DX】 取り組み事例 (築地本願寺 / 浄土宗のポイント)

地方の中小企業へのDX推進の伴走者というのが、活動の一つのテーマとしていますが、地方のお寺もIT化/DXへの取り組みが難しい業種のひとつと捉えています。小さいお寺さんだと、それこそ住職さんおひとりで本業のお勤めから、経理など雑務を含めて全て担当されているわけで、特にIT知見が乏しい場合には、DX化に向けて重い腰が上がらないのはやむなしかなと思われます。

そんな中、築地本願寺のDXの取り組みが記事になっていました。

築地本願寺はいわゆる宗派の本山にあたる大きなお寺なので、地方寺院とは事情は違うにせよ、DX化に向けた心意気に感銘を受けました。

「伝わる」ようにするにはどうしたら良いのか。一方的に流せば良いものでもをない。受け手を意識して視認性を高め、構成を組んだり、わかりやすくテロップを入れる必要があった。単なる「伝える」から「伝わる」へ。動画配信にはそういった配慮が必要だとわかった。

https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/tsukijihongwanji

伝統や文化を守るのが良しなのか、時代に沿った形を模索するのが良しなのか、意見は色々あると思います。正解がないので難しい… ただ、宗教の(もしくはその宗派の)本質とは何かを問い、守るところを明確にしながら変化を恐れず取り組んでるところは、素晴らしいと思います。

あと、こちらはテレビでもニュースになってました。

お参りで「マイリ」が貯まる…信仰のポイント化へ批判「覚悟の上」

こちらは浄土宗です。若者の宗教離れの問題は想像に難く、人が離れていくと、文化を守るとか、伝統を大事とか口では言っても実践していけないわけで、「批判は覚悟の上」でのこうした取り組みを、何らかの形で応援できないかと思う次第です。

農業 x NFT

農業 x NFTな記事を見つけたのでご紹介。

農家を応援できる”しいたけNFT” 北海道の農家が発行 サホロ椎茸

いろんな「しいたけの写真」がOpenseaに並んでてシュールな感じ。しいたけに強い思いがあると、違いや味わいが出てくるものなのか… 私のレベルじゃ分からないです。

売上は設備投資などに活用されるようだけど、購入者への見返りがないのもあってか今のところ売れてなさそう。

【旬のスイカNFT解禁】 日本初の農業DAOにより、スイカ×NFT「MetagriLabo Suica Collection」を発売開始!

こちらはスイカのイラスト。先のしいたけNFTと違い、購入者は後程、リアルなスイカを送付いただけるとのこと。

0.015ETHなので、今日のRate(1TH=約¥235,000)だと¥3,500ぐらい。このNFTに限らず、こうしたイラストのNFTの初値の相場は¥3,000~¥5,000って感じでしょうか。

スイカNFTの仕掛け人であろう「Metagri研究所」っていろんな経験持った人がコミュニティを作ってて、すごいなと感嘆。非常に刺激になります。

【2022年5月】DX導入事例まとめ

Google Newsでキーワード “DX” で検索すると、毎日100~200記事ほどヒットする。そのうち、5月中旬〜下旬にかけての記事で、企業の中でのDXの取り組みや事例についてのものをいくつかピックアップ。

DXとIT化が区別されていないようで(これはまた別途まとめたい)、紙帳票をデジタルに置き換えて「DXやりました」みたいな紹介がまだ多い印象。新たな付加価値を出すところってやっぱり難しくて、そんなトランスフォームを成し遂げた企業だと、もっと露出してることでしょう…

メタバースとの相性の良さから、建築DXには興味を持っている。
状況の記事の中で、建設業を取り巻く「三重苦」の紹介があった。

  • 生産性の低さ
  • 技術労働者不足
  • 働き方改革の遅れ

大手の竹中工務店さんでさえ苦労しているとなると、地方の零細工務店の状況は言わずもがな、という感じでしょうか。

社内でDX推進をやっていると、どうしても相手となる同僚のITスキルや意識のレベル感の違いが浮き彫りになってくる。そんな中で、以下の記事。

DX推進の“自分事化”を目指す–三井不動産、全社員対象のDX研修「DxU」

社員1700人全員に研修を課しているようで、社員間のスキルや認識のギャップを埋めるのに非常に良い施策だと感じた。あと、DX推進をどれくらいの規模で実施しているのかも、数字が出てたので引用させていただく。

2020年に設立されたDX本部の所属員は現在110人を数え、約7割をIT系人材が占める。

https://japan.zdnet.com/article/35186800/

全社員1700名のうち、DX推進に110名と読みましたが、こういった数値は事例として非常にありがたいので、今後の参考に。